緩勾配(かんこうばい)は、傾斜が緩やかな屋根を指します。
この傾斜の設計により、台風や風の影響を受けにくくなり、また、雪の多い地域でも見られる特徴的な屋根となります。
緩勾配の利点は、台風や強風の影響を軽減すること、屋根面積が広がらないため、塗料の使用が少なくて済むこと、落雪被害が少ないことが挙げられます。
一方、緩勾配の欠点は、傾斜が緩いため、水はけが悪く、急勾配に比べ雨漏りのリスクがあること、汚れがたまりやすく、劣化や美観の低下が起こりやすいこと、屋根裏の高さが確保しづらいこと、一部の屋根材が施工できない場合があることが挙げられます。