アスベストの危険性は今でもあるの?屋根のアスベスト対策とは

query_builder 2024/06/13
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アスベストの危険性は今でもあるの?屋根のアスベスト対策とは (1)

アスベスト含有の屋根材に関するリスクへの懸念は、住宅の安全と健康への影響を深く考慮する方にとって、非常に重要な問題です。
1970年代に建てられた家の多くに使われているアスベストは、今まさにメンテナンスの時期を迎えています。

そこで、今回の記事では、アスベストが屋根材にどのように使用されてきたのか、その健康リスクと、安全なリフォーム方法についてもご紹介します。

□アスベストが屋根材に使用される背景とリスク

1:アスベストの背景

アスベストは耐熱性や断熱性に優れており、コストも抑えられることから、1970年代から多くの建材に使用されてきました。
特に屋根材としての利用が顕著で、耐久性を高めるために広く採用されたアスベストですが、人が吸入すると肺疾患や中皮腫などの重大な健康リスクを引き起こすことがデメリットとしてあり、特に屋根材の劣化やリフォーム時の取り扱いには適切な処理が求められます。

2:人体への影響

アスベスト屋根の経年劣化は、アスベスト繊維が露出しやすくなる一因であり、雨風に晒され続けることで、屋根材がひび割れや剥がれを起こし、アスベストが外部に放出されるリスクが高まります。
その結果、アスベスト繊維が飛散することで住宅内の空気質が悪化し、その繊維を吸入することで肺の疾患を引き起こし、居住者の健康を脅かす可能性があります。

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□屋根にアスベストが使われている場合のリフォーム方法

ここでは、アスベストが使われている屋根のリフォーム方法について、その特徴と注意点をご説明します。

1:カバー工法

カバー工法は、既存のアスベスト含有屋根の上に新しい屋根材を重ねるリフォーム手法です。
この方法の最大の利点は、アスベストの撤去を伴わないため、作業中のアスベスト飛散のリスクが非常に低いことです。
さらに、比較的短期間で工事を完了させることが可能で、住宅を長時間空ける必要がありません。

カバー工法は葺き替え工法に比べて費用が低く抑えられるため、予算が限られている場合に適しています。

ただし、屋根の構造や状態によっては適用できない場合があるため、場合によっては葺き替え工法が適切です。

2:葺き替え工法

葺き替え工法では、古いアスベスト屋根を完全に撤去し、新しい屋根材で全面的に葺き替えます。
この方法は、屋根全体の性能を根本から更新でき、長期的なメンテナンスの削減にもつながります。

完全な葺き替えは、アスベストを完全に取り除くことで、将来的な健康リスクを防ぎ、屋根の断熱性や防水性を向上させることで、建物全体の耐久性を高める効果も持ち合わせています。

ただし、葺き替え工法はカバー工法に比べてコストがかかるため、経済面を優先したい方は、カバー工法がおすすめです。

□まとめ

アスベストが含まれる屋根材は、特にリフォーム時に健康リスクが高まるため、適切な時期に適切な方法でのメンテナンスが必要とされます。
今回の記事で解説したカバー工法と葺き替え工法、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、屋根の状態やお客様自身の状況に合わせてリフォームを行うことが望ましいです。

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