フラットな屋根を作りたいなら平板の瓦がおすすめ!

query_builder 2024/06/17
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フラットな屋根の代表である平板瓦って何?平瓦やフランス瓦との違いも解説! (1)

平板瓦は、その形状と機能性から多くの方に選ばれている屋根材の1つです。
デザインと機能性の両立を重視する方にとって、適切な瓦を選ぶことは、理想の屋根づくりの第1歩ともいえます。

そこで、今回の記事では、平板瓦の種類と特徴について、そして平板瓦とよく混同される2種類の屋根材についてご紹介します。

□平板瓦の形状とその機能性

平板瓦はその名の通り、フラットな形状をしており、現代的な住宅デザインにマッチする瓦です。
ここでは、平板瓦の形状ごとの特徴について解説します。

1:F形Uタイプ

この形状の瓦は、端が上向きにカールしているため、屋根上で自然に水路を形成し、雨水を効率的に排水します。
デザイン性と実用性を兼ね備えており、特に雨の多い地域での使用に適しています。

2:F形Fタイプ

Fタイプは、フラットでスムーズな表面を持つため、モダンな外観を求める住宅に最適です。
ただし、通気性には欠けるため、結露に注意が必要です。

3:F形Mタイプ

波打った形状が特徴で、見た目にも美しいため、デザインを重視する住宅に適しています。
また、凹凸があるため水はけも良く、機能性を保ちつつ個性を出したい方におすすめです。

4:特殊な機能を持つ平板瓦

平板瓦には、太陽光パネルに対応しているものや防災機能を備えたものなど、特定のニーズに応じた製品もあります。
これらは安全性を高めたり、エネルギー効率を向上させたりするために設計されています。

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□フラットな平板瓦に似ている屋根材との違い

平板瓦はその美しさと機能性で選ばれる屋根材ですが、似たような外観を持つ他の屋根材と混同されがちです。
ここでは、平板瓦に似ている屋根材である、平瓦とフランス瓦との主な違いについて、簡単にご説明します。

1:平瓦との違い

平瓦は日本の伝統的な屋根材であり、主に陶磁器で作られています。
長方形の形状が特徴で、屋根に重なり合うように配置される本瓦葺きのスタイルでは、平瓦を基層に敷き詰め、その上に丸瓦を重ねて雨水の浸入を防ぎます。
この葺き方は、屋根全体が比較的重くなるため、構造的に頑丈な建物に適しています。

一方、平板瓦は名称が似ているだけであり、そのフラットなデザインでスタイリッシュな外観を提供し、軽量で設置が容易なため、現代的な建築に好まれます。

2:フランス瓦との違い

フランス瓦はヨーロッパ、特にフランスで一般的に使用される屋根材で、その名の通りフランス原産のものが多いです。

曲がりくねった形状が特徴で、これにより独特の美観を提供し、雨水の流れを効果的にコントロールします。
フランス瓦は色彩豊かで、装飾的な要素が強いため、伝統的な欧州スタイルの建物にマッチします。

平板瓦は、フランス瓦を模して作られた屋根材であることから、フランス瓦に形状はよく似ているものの、その性能には違いが明確にあります。

□まとめ

平板瓦はその形状と機能の面において非常に多様であり、それぞれが特定のデザインニーズや気候条件に対応するように設計されています。
選ぶ時には、それぞれの形状が住宅の外観にどのように影響を与えるか、また、必要な機能性を備えているかの点を考慮することが重要です。

今回の記事で紹介した内容が、お客様の理想の屋根づくりの一助となれば幸いです。

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