瓦屋根修理｜費用や必要な修理方法を状態別に解説！雨漏りや劣化対策も

□瓦屋根の修理｜状態別の修理方法と費用

瓦屋根の修理が必要となる原因は、大きく分けて次の7つがあります。

1: 瓦のズレ・ひび割れ

瓦のズレは、強風や地震などの外力によって起こることが多く、放置すると雨漏りの原因となります。

瓦のひび割れは、経年劣化や衝撃によるものが考えられます。

瓦のズレやひび割れの修理方法は、状態によって異なります。

軽度のズレであれば、瓦を元の位置に戻して固定するだけで済みますが、ひび割れが大きい場合は、瓦の交換が必要となることもあります。

2: 棟のズレ・破損

棟は、瓦屋根の最も高い部分で、雨風や紫外線に直接さらされるため、劣化しやすい箇所です。

棟のズレや破損は、雨漏りの原因となるだけでなく、瓦が落下する危険性もあります。

棟の修理は、瓦を積み直す方法と、棟瓦を交換する方法があります。

瓦を積み直す場合は、既存の棟瓦を再利用することもできますが、劣化が激しい場合は交換が必要となります。

3: 漆喰の剥がれ

漆喰は、棟瓦を固定する役割を果たすだけでなく、雨水から屋根材を守る防水層の役割も担っています。

漆喰が剥がれると、雨水が棟の中に入り込み、腐食や雨漏りの原因となることがあります。

漆喰の修理は、剥がれた部分を補修する方法と、塗り直す方法があります。

剥がれた部分が小さい場合は、補修材で埋めれば済みますが、広範囲に剥がれている場合は、塗り直しが必要です。

4: 防水シートの劣化

防水シートは、瓦の下に敷かれ、雨水が屋根材に侵入するのを防ぐ役割を果たしています。

防水シートは、紫外線や湿気の影響を受けやすく、経年劣化によって破れることがあります。

防水シートが破れると、雨水が屋根材に侵入し、腐食や雨漏りの原因となります。

防水シートの修理は、破れた部分を補修する方法と、新しい防水シートに交換する方法があります。

5: 瓦自体の劣化

瓦は、焼き物なので、経年劣化によって風化したり、ひび割れたりすることがあります。

瓦の劣化は、雨漏りの原因となるだけでなく、瓦が落下する危険性もあります。

瓦の修理は、劣化部分を補修する方法と、瓦を交換する方法があります。

劣化が軽度であれば、補修材で修復できますが、ひび割れや欠損が大きい場合は、交換が必要です。

6: 古い工法

古い瓦屋根には、現在では使用されていない工法が用いられている場合があります。

古い工法は、耐震性や防水性が低い場合があり、雨漏りや瓦の落下などのリスクがあります。

古い工法の瓦屋根は、最新の工法に改修することで、耐久性や安全性が高まります。